2018/6/10 入門登山樽前山・風不死岳

たいへん、たいへん遅ればせながら報告書かせて頂きます!
メンバー
CL:きたぱん(2)…ぜんぶSLのせいだ(怒)
SL:ローディ(2)…特A級戦犯
M:たくさん(1~3:9人)…巻き込まれた人達

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プロローグ


遡ること6/9(計画前日)、考えてみればこの辺りから既に歯車は狂い始めていた。

前日準備に勤しむCLのもとへ、メンバーのロータリー(2)からこんなLINEが来た。

キツいです。そりゃあ。

何故ってこの登山、「入門登山」と銘打って1年目を集めて程々のレベルの登山を体験してもらおうって企画だもん。絶対倒したくないのだよ。。。。

というわけで代打を全力で探し回った結果、なんと会長(3)が来て下さるということで(本当にありがとうございました。。。)なんとかこの件は解決したのだった。

しかしこのトラブルこそ、何か不穏な事が起こってしまう前兆だったのだということに、CL含め誰一人気づく者は無かった。。。

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当日(前編)

さて明くる日、天候は清々しい晴れ。日もようやく顔を出すか出さぬかという頃、メンバーを車でお迎えに回っている最中のことである。
今回メンバーは11人おり、歩く会御用達のハイエースには全員入らないためSLのローディ(2)とメンバーのつかもと(2)、会長(3)はローディの実家の車で行く手筈であった。

ハイエース隊の回収を終え、いざ向かわんというときである。恐ろしい電話がつかもとからかかってきた。

「ねえきたぱん?ローディまだ迎え来ないんだけどどういうこと?」


……え?!

すかさずローディにスタ爆開始。すると……


ま さ か の 絶 起

これには流石にCLブチ切れである。登山開始時刻の遅れは様々な問題を起こしかねない。そして事実、このあと起きるのだ……

そんなこんなで全体かなり遅れてなんとか樽前山登山口に続く林道までやってきたのだが、そこで我々を待っていたのは……
左折で登山口。つまり長蛇の待機列。

はああああ~~~!!もっと早く来られたらこんなことにはならなかったんだけどなあ!!!

騒いでも後の祭り。待つこと30分程度、なんとか登山口にやってきた。
やっと一安心。さっさと準備して登りだそうというときである。

「なんということだ、登山靴を忘れてしまった。」

会長である。聞けば最初は登山靴を持っていたがローディが来ないので1度帰宅した際に忘れてきてしまったのだとか。

はああああ~~!!誰かさんがお寝坊なんかしなければなあ~~!!!!

会長「この靴はまあ割としっかりしてるから樽前風不死ならいける。」 無理はしないで下さいね。。。

もう既にCLはメンタルに限界が来ているのだがひとまず登山口へ
頑張っていきましょう。

ここで観察眼の鋭い読者諸君は気づくのである。

「あれ?はじめ清々しい晴れとか言ってたのにフツーに天気微妙では?」

そうなのである。度重なるトラブルをこなす間に天気はどんどん微妙になってきたのだ。歩く会ではよく計画での天気の良し悪しは「CL力」に依存するとされるが、今回に関してはひとえに「SLの行いが悪すぎ」という結論に持って行きたい。持って行きたい。持って行くんだよ!
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当日(後編)

さて、樽前外輪山がガスにまみれていることに絶望しながら登り始めた。
山麓の景色はとても良い。

程なくして外輪山に出て東山へ

いやー、肝心の溶岩ドームが全然見えねえ。


勢いよく噴き出す噴煙こそ見えるものの、激しい噴火の跡はイマイチ見えないのが非常に残念でならない。
一応パシャリ。

さて続いて外輪山を回って西山へ
道はとても歩きやすい……
「火山ガスあり立ち止まるな」とのこと、生きてる火山って感じがして良い。
西山到達。割と寒い。

ここで遂にCLにもトラブルの魔の手が襲いかかる。

西山から風不死岳へ向かわんというときである。

「(こ、これは……便意……!しかも腹を壊しているだと……!)」


最悪である。以降CLの口数が極端に減る。

ともあれ急を要するでもないためひとまず行動続行を選択する。

風不死岳の登りは今までとは打って変わって青々と茂った森の中を行く登山である。登山道はやや湿って滑りやすく、あまりコンディションは良くない。しかも風不死岳山頂付近にとてつもなく濃いガスがかかっている。
こんな鎖場もある。

これをこなして偽ピークも1つこなし、風不死岳にもCLの便意のピークにも中々着かないと思ったときである。

1年目がトイレ行きを希望した。

折しもガスが更に濃くなり風も出てきたため、天候の悪化とメンバーの体調不良(とCLの体調不良)を理由に下山を即決。かくして一行は風不死岳に敗れ下山するに至った。
下山中、CLは、メンバー(特に1年目)には風不死岳頂上を踏ませてあげられず申し訳ないという気持ちと、SLの寝坊を絶対に許すまじという気持ちと、早くトイレにありつけて内心ほっとした気持ちとに挟まれなんとも言えない表情で下っていた。
ともあれなんとか下山し、トイレに行ったり行かなかったりしたのち、温泉(休暇村支笏湖)に入り、飯(真駒内のびっくりドンキー)を食い、なんとか帰札することが出来たのであった。めでたしめでたし。

文責:きたぱん

歩く会 活動報告 2018年度

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